定期保険特約付き終身保険の何がそれほど問題なのか

定期保険特約付き終身保険は、大手生保の主力商品であり、死亡保険の加入件数では、おそらく日本人の8割ほど加入しているといわれています(類似商品も含む)。

しかし、特に最近、この保険の内容を知って、ほかの保険に乗り換える人が激増しています。

定期保険特約付き終身保険見直しのポイントを明確にするために、まずは何がそれほど問題なのかを解説します。

終身保険が薄い

まず右の図を見てください。

終身保険が500万円、定期保険特約が 4500万円とあります。

ちょっとおかしいと思いませんか?

そうです。縮尺がおかしいですよね。

終身保険の500万円と定期保険特約の 4500万円がほぼ同じ大きさになっています。

これはある意味トリックであり、終身保険の薄さをカモフラージュするために、わざと保険の説明書にのせる図は、このように描かれています。

縮尺をほぼ正確に描くと、下図のようになります。

終身保険がいかに薄いか、一目瞭然ですよね。

この錯覚も手伝ってか、自分は5000万円の終身保険に入っていると勘違いしている人も実は少なくないのです。

この例でいえば、45歳までは5000万円の保障がありますが、45歳を過ぎると500万円の保障しかなくなってしまいます。

保険料が激増する

実は、この保険は、45歳で保障が激減するのを防ぐために、定期保険特約が自動的にもう15年間更新することになっています。

「なーんだ、じゃあ問題ないじゃないか」とおっしゃるかもしれませんが、自動更新時に恐ろしいことが待ち受けています。

それは、保険料の激増です。

45歳で自動的に定期保険特約が更新してくれるのは良いのですが、保険料の計算上45歳の年齢で保険料が再計算されるため、1.5倍や下手をすると2倍もの保険料に激増してしまうのです。

無駄な「掛け捨て」保険料

掛け捨てが全て悪いわけではありません。

しかし、不要な保障に対して払っている掛け捨て保険料は、毎月ドブにお金を捨てているようなものです。

上記の例でいえば、トータル5000万円の保障の根拠は何かということです。

遺族の生活資金や子供の教育資金など、必要な資金を計算して合計が5000万円になったということなら問題ありませんが、ただ何となく5000万円の保険に入っているのだとしたら、無駄な保険料を払っている可能性大です。

仮に、必要な保障が5000万円だとしても、社会保障からもトータル1000万円単位のお金がおりるといった、気づかないが既に準備されているお金もあるため、5000万円よりずっと小さな保険で済むケースがほとんどなのです

しかも、定期保険特約付き終身保険の保険料の内訳は、8割~9割が定期保険特約に充当される掛け捨て保険料であり、残りが貯蓄性のある終身保険ですから、無駄な保障に掛け捨ての保険料を払っていることになります。

定期保険特約付き終身保険見直しのポイント

自分に必要な保障額を把握すること

定期付終身の見直しポイントは、これに尽きます。

言い換えれば、 「もし、自分に万が一あった場合、いくらの保険に入っておけば、家族が困らなくてすむのだろうか?」 ということです。

しかも、今だけの話ではなく、今から10年後、20年後は、保障額としていくら必要なのかも把握する必要があります。

しかし、現実問題として、これを計算するのは、かなり難しいといわざるを得ません。 単に、必要資金の足し算だけでなく、遺族年金等の知識も必要だからです。

そこで、登場するのが、 ファイナンシャルプランナーというわけです。

ファイナンシャルプランナー(FP)は、家計のプロですから、 このような必要保障額のシミュレーションなどは、得意中の得意です。

しかも、FPは単なるアドバイスだけでなく、複数社の保険も扱っていますから、 必要保障額をもっとも効果的に安くカバーするために、 保険会社各社の保険商品の中から良いところだけをピックアップして、 最適なプランを無料で作ってくれます。

最近では、これを知った人が、 こぞってFPを活用し始め、 今後は、保険会社のセールスのかわりに、 保険加入の窓口として主流になっていくとさえ言われています。

ファイナンシャルプランナーについては、こちらのページで、わかりやすくご紹介しています。。

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